転職エージェントを使うメリットはあると、当時は思っていました。
しかし今はそういう時代ではありません。いまは、直接応募の時代です。

当時、転職エージェントを使えば、

「1人で転職活動する場合と比べて、
 入ってくる情報の量と質が明らかに異なる」

と、2011年ごろは考えていて、転職エージェントをおすすめしていました。

具体的に言うと、

・この会社はこういうところを重視して
 職務経歴書を見ている

・過去に通った人はこういう人だった

・一次面接では、過去にこういうことが聞かれた

といった、転職エージェントたちが蓄積してきた

独自情報はもとより、

それ以上に、

・職務経歴書の添削

(思った以上に何回も丁寧に赤ペンを入れながら
指導してくれました)


・面接トレーニング、模擬面接

(かなり手厳しいことも言われますが、本番前なので
良い訓練ですし、自分がどう見られているかを見直す
きっかけになった)

を行ってくれたことで、そう考えていました。


転職エージェントをつかうと結果的に、

「時間の節約」だけでなく、

「志望合致度の向上」
(自分の希望と会社の希望のマッチング度合い)

につながると考えて、積極的に利用していました。


一個人対一個人として、

信頼できるエージェントが見つかれば、

とても幸運だと考えていて、
当時の転職活動では、そう実感していました。

良い転職エージェントは、

先入観なく真剣にこちらの話を良く聴いてくれたり、

こちらの要望・方向性が今の転職市場に合わないから

こういう方向性でも良いのではないか、

という提案も積極的に行ってくれて、

どんどん書類選考の応募を行ってくれていた、と考えていましたが、

いま思うと、結構時間を無駄にしたんじゃないかと思うのです。


転職エージェントは基本的には手数料ビジネスであり、

応募者を右から左へ流すことが本質的なビジネスモデルですから、

ほとんどの場合、転職活動中のあなたは「カモにされてしまう可能性がある」
と考えていいと思います。


いまは、直接応募の時代です。

Googleで業種+職種+地域というキーワードで募集中の会社はいくらでも探せます。

検索結果が転職エージェントからのものであっても、あきらめないで、

むしろ積極的に直接電話してみて、

「御社は直接応募を受け付けておりますでしょうか」

と言ってみましょう。

ただし、台本をしっかり用意してから電話しておくことが大事なのは言うまでもありません。

年齢が40代だとしても、直接応募なら、チャンスはいくらでもあります。

Utsuさんの「人生の目的論」を使って、『自身なりの軸』をもっていれば、

転職は怖いものはありません。独立起業に比べたら本当に大したリスクではありません。

企業は、やる気があって、能力があり、真面目で信頼できる人をいつだって探しています。

あきらめず、まずはリストアップして、自分という商品を売るための営業マンと思って、
探すしかないのですから、

どんどん自分を磨いて、見直して、準備して、探して、

直接応募しましょう。